パエッタ、パストーレときたら次は当然この人、ムーア提督です。
あのラインハルトをして「愚か者」と言わしめた同盟軍の提督。
まあ、愚か者と言われるのは仕方ありませんね。
戦えない状態で無意味な抵抗して部下を道連れにしたのですから。
ムーア提督のプロフィールと戦歴
ムーア提督のプロフィールをまとめるとこんな感じ。
- 階級:同盟軍中将(2階級特進したという描写がないので、戦死後も中将のままかと)
- 役職:同盟軍第6艦隊司令
- 戦歴:第3次ティアマト会戦、アスターテ会戦に参加
- 最期:アスターテ会戦で戦死
原作やアニメで記された戦歴は第3次ティアマト会戦とアスターテ会戦のみ。
そしてアスターテ会戦で戦死。
何かパストーレと丸被りなんですが。
一応パエッタとパストーレは友人というセリフはありましたが、このムーアに関してはなんも無し。
まあ、傲岸不遜って感じで自己評価高すぎなイメージあるので、現実にムーアみたいな人がいても近づきたくないですね。
まともな部下(ラップ少佐)の進言を聞き入れなかった無能提督
前述したようにパストーレと被るところが多いムーア。
でも一つだけ違う点があります。
ムーアには有能な幕僚ラップ少佐がいたということです。
ラップ少佐は包囲殲滅の欠点を見抜いており、第4艦隊が交戦状態になった時点で第2艦隊と第6艦隊の合流を進言しました。
さらに帝国艦隊から攻撃を受けた際は反転せずそのまま時計回りに敵の後背をつくことを進言しております。
これらラップの進言のうち、どちら一方を採用していれば、第6艦隊はもうちょっと奮戦できたことでしょう。
それ考えると本当に惜しいです。
まあ、進言を受けれなかったはパエッタも一緒ですが、少なくともヤンを遠ざけようとはしませんでしたからね、パエッタは。
一方ムーアはラップの進言を受け入れず、そればかりか劇場版「新たなる戦いの序曲」では抗命罪で拘束しようとする始末。
ムーアがもうちょっと部下に寛容だったならば…と考えずにはいれません。
部下を道連れにした屑
正直無能だったら他にもたくさんいます。
例えばリンチ少将なんかも無能と言っていいでしょう。
でもそんなリンチでも部下を道連れにしようとはしませんでした。
その一方ムーアは降伏勧告を拒否して自分の滅びの美を完結させようとしましたからね。
滅びの美を完結したいなら自分だけで自決しろよ。
「部下を巻き込むなよ」と言いたいですわ。
ルグランジュを少しは見習え。
個人的に部下を道連れにしたコイツ(ムーア)と帝国軍のゼークトは一番嫌いです。