同盟軍キャラ列伝1 パエッタ 「ヤンの作戦案を却下した無能?」

 

この記事は銀英伝のネタバレ全開で書かれております。

ノイエ版しか見てない方でネタバレが嫌な方はここでブラウザバックすることを推奨します。

 

 

 

うちのブログのメインコンテンツにする予定のキャラ紹介。

その最初のキャラはパエッタ提督です。

 

多くの銀英ファンには「ヤンの上司」「ヤンを毛嫌いする小さいおっさん」「暴動で勝手に死んじゃった奴」というようなマイナスなイメージしかないかと。

 

でもね。

よく考えてください。

パエッタ提督が負傷した時、ヤンへ指揮権を委譲してなければ第2艦隊は崩壊し、ヤンも戦死してたのかもしれないのですよ。

 

それ考えたらパエッタ提督は同盟の未来を守った功労者と言っても過言ではないのです。

 

まあ、ヤン云々関係なく同盟は滅びましたけどね。

 

パエッタの「銀英伝の功労者論」は、以前出版されたOVA版の書籍の漫画の受け売りです。

 

 

パエッタ提督のプロフィールと戦歴

パエッタ提督のプロフィールをまとめるとこんな感じ。

  • 階級:同盟軍中将(降格も出世もなし。ずっと中将のまま)
  • 役職:同盟軍第2艦隊司令、のちに第1艦隊司令
  • 戦歴:第4次テイヤマト会戦、アスターテ会戦、ランテマリオ会戦に参加
  • 最期:ラグプール刑務所の争乱で死亡

 

アスターテ会戦敗北の戦犯の1人じゃね?

パエッタ提督は、帝国領侵攻作戦(いわゆるアムリッツア会戦)以外の同盟軍の主要な会戦に参加している歴戦の猛者。

と言えなくもありませんが、参加したすべての会戦、同盟軍の負け戦ですからねえ。

 

特にアスターテ会戦。

ヤンが事前に作戦案を提出したのにそれを却下したのがパエッタです。

 

仮にヤンの作戦案が採用されていれば、同盟軍が負けることはなかったかもしれません。

その代わり、ダゴンの殲滅戦のような大勝利もなかったでしょうけど。

 

アスターテ会戦はもともと帝国軍のアスターテ星域への侵攻を止めることが目的。

帝国軍の侵攻を止めればOKだったのに、同盟軍の司令官たちが欲を出したのが失敗の原因。

 

パエッタもその指揮官に1人である以上、責任は免れないと思うのですけどね。

 

しかし当初の目的である帝国軍のアスターテ星域への侵攻を止めたということで御咎めなし。

侵攻食い止めた云々はほとんどヤンの功績ですけど。

 

トリューニヒト攻防委員長が手柄を立てさせたい提督の1人というセリフが劇場版「新たなる戦いの序曲」にあったので、トリューニヒトの力が働いて責任を負わなかったという可能性も。

 

 

 

そして負傷が癒えて軍復帰と同時に第1艦隊司令への栄転。

何だかなぁという感じがします。

 

まあ、アムリッツァ会戦の大敗で、まともに艦隊司令できる人材が枯渇し、パエッタを起用するしかなかったという可能性もありますけどね。

 

 

アスターテ以降はほぼ空気!そしてあっけない最期

なんやかんや言って、パエッタの最盛期はアスターテ会戦でしたね。

それ以降は出てくるシーンもあるけどほぼ空気。

いてもいなくも同じ。

 

ランテマリオ会戦には参加しましたけど、ビュコックのように目立つところはなし。

またその後、モートン提督とカールセン提督は自分の艦隊の残存戦力を連れてヤン艦隊と合流しましたけど、パエッタと第1艦隊の戦力はどうなったか語られることはありませんでした。

 

パエッタ自身はオーベルシュタインの草刈りの時に再登場しますので、たぶん第1艦隊も残存戦力あったと思うのですけどねえ。

 

部下だったヤンの下では戦えないという考えがあったのかもしれません。

まあ、その辺は原作でもOVA版でも語られていないのでわかりませんが。

 

普通の作品だったらこのままフェードアウトしてもおかしくないのですが、銀英伝はそこら辺の作品とは違います。

 

しっかりと廃物利用…じゃなかったパエッタの最期も用意してくれました。

 

ラグプール刑務所の争乱に巻き込まれて死亡という最期ですけど。

自治大学の学長であるオリベイラみたいに自業自得のキャラと違ってパエッタはそんな死に方するような悪いことしてないのですけどねえ。

 

まあ、暴動で死んだキャラとして丁度良い知名度だったのかもしれませんが。

 

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