同盟軍キャラの紹介2人目は第4艦隊司令のパストーレ提督です。
友人であるパエッタによると百戦錬磨という話でしたが、それはあくまで敵が想定内の戦い方をした場合。
既存のものから1歩でもはみ出した戦術には全く太刀打ちできない残念な提督だったようです。
パストーレ提督のプロフィールと戦歴
パストーレ提督のプロフィールをまとめるとこんな感じ。
- 階級:同盟軍中将(2階級特進したという描写がないので、戦死後も中将のままかと)
- 役職:同盟軍第4艦隊司令
- 戦歴:第3次ティアマト会戦、アスターテ会戦に参加
- 最期:アスターテ会戦で戦死
原作やアニメで記された戦歴は第3次ティアマト会戦とアスターテ会戦のみ。
第3次ティアマト会戦については第11艦隊司令のホーランド提督が戦死後、増援として到着しただけだと思われるので、出番はほぼなし。
見せ場やっぱりアスターテ会戦。
原作の名前アリキャラ最初の戦死者となったけど。
包囲殲滅できると思い込んだことがパストーレと第4艦隊の運命を決めた
アスターテ会戦のおける同盟軍の戦術は「包囲殲滅」。
ダゴンの殲滅戦で帝国軍を壊滅させた同盟軍必勝の策と言っても良い策です。
パエッタもパストーレもムーアもみんな大勝利確実だと考えていたはず。
相手がラインハルト以外だったらそうだったかも。
つ~か、普通は帝国軍のシュターデン提督が唱えたように撤退するでしょうから。
でも相手が悪かった。
ラインハルトは既存の戦術にこだわるような軍人ではありません。
包囲殲滅は分散した敵を各個撃破できる好機と考えて攻撃を開始したのです。
包囲殲滅して敵をボコるだけと考えてたパストーレは狼狽。
結果迎撃が遅れて第4艦隊は大混乱。
もともと1万2000隻(OVA版では1万3000隻)いない第4艦隊は2万隻の帝国艦隊にかなう訳もなく簡単に撃破されてパストーレ提督も戦死しました。
パエッタはパストーレを百戦錬磨と評してましたけど、全然百戦錬磨じゃないじゃん。
百戦錬磨って強いという意味でなく、経験積んで鍛え上げられたことを指す言葉です。
正直パストーレには百戦錬磨という言葉はふさわしくないかと。
劇場版「新たなる戦いの序曲」の中で、パエッタ、ムーアと共にトリューニヒト国防委員長のお気に入りで手柄を立てさせたい提督というセリフがありました。
このセリフが本当だとすると実績より上司に気に入られて出世した無能の可能性も。
あくまで私の想像であり、ホントかどうかはわかりませんけどね。